終活は人生の終わりを良くするための事前準備です。この終活ではプレゼンセミナーを受けてエンディングノートを作成するのが一般的となっていますが、エンディングノートには法的な拘束力がなく実際の相続後の手続きには使えなかったりすることがあります。今回は終活の時にやっておきたい相続のポイントについて紹介します。
1・遺言を作成しておく
子供がいなかったり、独身、相続人が認知症や障害者となっている、相続人がいない、相続人が大勢いるといった場合には遺言書の必要が増します。
2・相続されても困るものは生前整理する
ゴルフ会員権や別荘地、山林などは管理や維持に費用が掛かる上に換金が難しい場合があります。その為、生前に売却や贈与、寄付することによって相続人が困ることがないようにしましょう。
3・生命保険の受取人を決めておく
配偶者には相続税が掛からないケースが多いので、受取人を子に変更した方が良いでしょう。ただし、子が複数いる場合には受取金額に差が付かないようにした方が後々のトラブルを防ぐことができます。
4・自社株式は事業継承者に移しておく
遺産分割で自社株式が他の相続人に移転することを防ぎたい場合には、生前に贈与などで株式を移したり、遺言で事業継承者が相続するように指定しておきましょう。