相続トラブル対策にも終活は有効

自分が元気なうちに、身辺を整理したり、自分が亡くなったあと東京の海洋散骨で散骨する意思を周囲の人に伝えて置いたりする、終活が注目されています。終活は自分がいなくなった後に、周りの人に迷惑をかけたくない、という気持ちで行っている人が多いですが、そのなかに相続のことで家族がいがみ合ってほしくない、というきっかけで終活を始める人も多いのです。

まだ終活が一般的でなかったときは、親の死後に遺産相続をめぐって子どもや家族同士がいがみあってしまったり、その後の交流が途絶えてしまったりすることもありました。また、親の介護や、死後の身辺整理を行った負担などを考えて、相続の配分について不満を感じる人も多くいました。

相続関係でのトラブルは遺恨になりやすく、後からの修復がとても難しいです。自分が良かれと思って遺したものをめぐり、相続トラブルに発展するのは当人にとってもとても悲しいものです。この相続トラブルを防ぐうえでも、終活は大変有効なものになるでしょう。